SwitchBot(スイッチボット)人感センサーを使って、家の中をもっと快適で便利にしたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、使い方や活用法をよく知らないまま導入してしまうと、「結局あまり使いこなせない…」ということになりかねません。
本記事では、SwitchBot 人感センサーの基本機能から設定方法、ライトの自動点灯や防犯、家族の見守りなどの活用方法などをわかりやすく解説します。
さらに、開閉センサーとの違いや設置時のポイントなども紹介しています。

スマートホームを始めたい方や、生活を自動化したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください!
SwitchBot人感センサー基本情報


人感センサーとは文字どおり、人の動きを検知するスマートセンサーです。
例えば、玄関に入った瞬間に照明を自動点灯させたり、夜中にトイレに向かうときに足元のライトを照らすなど、「察して動く」生活を実現できます。
スマートホームにおける人感センサーの役割は、単なる“検知”しておわりではなく、“検知して起動するトリガー”としての活躍が期待できる点にあります。
- SwitchBot人感センサーの外観
- SwitchBot人感センサーのサイズ・重量
- SwitchBot人感センサーの機能について
- SwitchBot人感センサーの検知範囲
ここから1つずつ解説します。
SwitchBot人感センサーの外観
SwitchBot公式サイトより引用
SwitchBot人感センサーは、手のひらに収まるコンパクトなサイズ感とシンプルなデザインが特徴です。丸みを帯びた白色の外観で、どんな部屋のインテリアにも自然に馴染む外観になっています。
正面には人の動きを検知するセンサー部分が配置され、広い角度で動作を感知できるよう設計されています。



LEDランプで状態確認もできるため、見やすさと使いやすさを両立したデザインといえます。
SwitchBot人感センサーのサイズ・重量
SwitchBot人感センサーは、小型で軽量な設計が魅力です。
SwitchBot公式サイトより引用
項目 | 仕様 |
---|---|
本体サイズ | 約 54 × 54 × 30 mm |
本体重量(電池込) | 約 56 g |
台座サイズ(ベース) | 約 45 × 45 × 32 mm |
台座重量 | 約 19 g |
壁や天井に取り付けても負担にならず、両面テープやスタンドを使った設置でも安定して使うことができます。



「さりげなく置いてしっかり動作する」感じです。
SwitchBot人感センサーの機能について
人感センサーと聞くと「ただ動きを検知するだけ?」と思われがちですが、SwitchBotの人感センサーは、それ以上の機能を備えています。
機能 | 内容 |
---|---|
動作検知 | 最大約9mの検出距離、水平110°/垂直55°の広角検知が可能。感度はアプリで“長・中・短”の3段階に調整できます。 |
照度センサー | 内蔵光センサーで明るさを判定。暗くなると照明をオン、明るくなるとオフするなどの自動制御が可能(SwitchBotハブは必要) |
スマート連携 | ハブ経由でAlexaやGoogleアシスタントと連携し、音声通知や自動アクション(例:「リビングに入りました」など)が可能。 |
通知機能 | ハブを使えば、人の動きを検知した際にスマホへ通知。SwitchBot屋内カメラと組み合わせれば、侵入時に録画開始も可能。 |
省エネ効果 | 人がいない時に家電を自動でオフするなど、無駄な電力消費を抑える自動化が可能。 |
シンプルな設計でありながら、スマートホームの中核となる性能を持っているのです。
人の動きを感知すると、SwitchBotアプリを通じて即座に通知を送るだけでなく、事前に設定したルールに従って他のデバイスを自動的に操作することができます。
例えば、動きを感知したらライトを点ける、エアコンをオンにする、通知をスマホに飛ばすといった柔軟なシナリオが設定可能です。



他のSwitchBot製品との連携もスムーズです。
リモートボタンや開閉センサー、スマートロックなどと組み合わせることで、より高度なスマートホーム体験が手に入ります。
SwitchBot人感センサーの検知範囲
SwitchBot人感センサーの検知範囲は、水平方向では最大で約9メートル、角度にして約110度までをカバーします。垂直方向では最大で約9メートル、角度にして約55度までをカバーしています。
この範囲内であれば、人が通った瞬間や体を動かしたタイミングで即座に反応するため、設置場所を工夫することで、部屋全体をカバーすることも可能です。
水平方向の検知範囲
垂直方向の検知範囲
SwitchBot公式サイトより引用



検知範囲を意識した上で、設置することが必要です。
SwitchBot人感センサーの設定方法
SwitchBot人感センサーの設定方法について説明すると、以下の通りです。
- SwitchBotアプリのインストール
- 人感センサーをペアリングする
- 人感センサーを設置する
- 人感センサーを動作確認する
ここから1つずつ解説します。
SwitchBotアプリのインストール
SwitchBot人感センサーを利用するためにSwitchBotアプリのインストールが必要です。インストールしていない場合は、こちらからインストールしましょう。



まずはお使いのスマートフォンに、SwitchBotのアプリをインストールしておきましょう。
人感センサーをペアリングする
SwitchBotアプリをインストールしたら、人感センサーとアプリをペアリングします。
- 「ホーム」を選択する
- 「+」ボタンをタップする
- 「デバイスの追加」をタップする
- Bluetoothで検出された「SwitchBotハブ2」のデバイスを追加するためにタップする
Bluetoothでの接続なので短時間で設定が終わり、難しい操作は不要です。



この画像ではハブを追加していますが、同様の手順になります。
人感センサーを設置する
次に、実際に人感センサーを設置します。
最適な位置は、人の動きを感知したい範囲が正面に入る場所。玄関や廊下、リビングの出入口などです。



設置場所を工夫することで、より正確に動作を感知できます。
人感センサーの動作確認をする
最後に、人感センサーが正しく動作するか確認しましょう。
アプリの画面で人の動きを検知したタイミングがリアルタイムで表示されるため、設置場所が適切かどうかをチェックできます。
さらに、照明やエアコンなどと連携させたシーンを試し、思った通りに動作するかをテストすることも重要です。



これで完了です。お疲れ様でした!
SwitchBot人感センサー3つのメリット
SwitchBot人感センサーについて、メリットをまとめると3つになります。
- 動作検知が広範囲のため安心感がある
- 自動化の柔軟性による便利さ
- 設置も簡単で省エネ性能
ここから1つずつ解説します。
動作検知が広範囲のため安心感がある
SwitchBot公式サイトより引用
SwitchBot人感センサーの大きな強みは、広範囲で動きを検知できることです。
視野角が広く、部屋の端から端まで人の動きをキャッチできるため、照明や家電を確実に自動化することができます。
たとえば、玄関や廊下に設置すれば、家に帰ってきた瞬間に照明が自動で点灯。夜中に移動する際も暗闇でつまずく心配が減り、安心して利用できます。



防犯用途としても、侵入者の動きを素早く感知して通知できるため、暮らしの安心感が高まります。
自動化の柔軟性による便利さ
SwitchBot公式サイトより引用
SwitchBot人感センサーは、さまざまなデバイスと組み合わせて柔軟な自動化ができる点も魅力です。
照明やエアコンのオンオフはもちろん、サーキュレーターや加湿器なども、人の動きに合わせて自動制御することができます。
さらにSwitchBotハブミニと連携すれば、AlexaやGoogleアシスタントといった音声アシスタントとも連動できます。



生活シーンに合わせたカスタマイズ性が高いのが特徴です。
設置も簡単で省エネ性能
SwitchBot公式サイトより引用
SwitchBot人感センサーは、設置のしやすさと省エネ効果も大きなメリットです。
両面テープやスタンドを使えば、壁や天井、棚の上など自由に設置可能。特別な工事は不要で、誰でもすぐに導入できます。
また、人がいないときに自動で家電をオフにできるため、無駄な電力消費を抑えられます。結果的に電気代の節約につながり、環境にもやさしい使い方が実現できます。



「簡単に設置できて、使うほどに省エネ効果が得られる」という点は、スマートホーム初心者にも嬉しいポイントです!
SwitchBot人感センサー3つのデメリット
SwitchBot人感センサーについて、デメリットをまとめると3つになります。
- 縦方向の検知精度の低さ
- SwitchBotハブが必要になる
- 応答速度が少し遅い
ここから1つずつ解説します。
縦方向の検知精度の低さ
SwitchBot人感センサーは横方向の検知範囲は広いのですが、縦方向の感知精度はやや弱めです。
高い位置に設置すると床付近の動きを捉えにくかったり、低い位置に設置すると天井付近での動きが反応しにくい場合があります。



縦方向の弱点を理解したうえで腰から胸の高さ程度に設置するのがおすすめです。
SwitchBotハブが必要になる
SwitchBot人感センサー単体では家電の自動化ができません。家電の自動化を行うには「SwitchBotハブ」が必ず必要になります。
たとえば「人を検知したら照明を点灯する」といったことを実現するには、SwitchBotハブを使って赤外線リモコン家電と連携する必要があります。
そのため、センサー単体では活用の幅が限られてしまい、追加の投資が必要になる点はデメリットです。



ただ、ハブを導入すれば一気にスマートホーム化がより進むので購入は非常におすすめです!
SwitchBotハブの設定方法や活用方法については、こちらの記事で解説しています。


応答速度が少し遅い
SwitchBot人感センサーは十分に実用的ですが、応答速度がほんの少し遅いと感じるケースがあります。
例えば、廊下に設置して照明を点ける設定にした場合、動きを検知してから数秒遅れて点灯することがあり、瞬時に反応するタイプのセンサーと比べると物足りなさを感じる人もいます。
「即時性を最重視する」場合はちょっと気にする必要がありますが、日常生活では大きな問題にはならないです。



遅延はWi-FiやBluetoothの通信環境に左右される部分も大きいため、設置場所やネットワーク環境を整えることで改善できる場合があります。
SwitchBot人感センサーがおすすめな人
SwitchBot人感センサーは、スマートホームをより便利に活用したい人に特におすすめのデバイスです。
おすすめな人 | 理由・メリット |
---|---|
防犯対策をしたい人 | 人の動きを検知してスマホに通知でき、外出時の不審者対策に役立つ。 |
自動で照明や家電を操作したい人 | 照度センサーと連動させることで、暗くなったら照明オン、人がいないときは自動オフなど省エネに活用できる。 |
小さな子どもや高齢者の見守りをしたい人 | 人の動きを検知して通知することで、室内での安否確認や見守りに安心感を得られる。 |
省エネを意識している人 | 不要な時の電源オフを自動化し、電気代の節約につなげられる。 |
配線なしでセンサーを設置したい人 | 電池式でスタンド・テープ・マグネットに対応し、好きな場所に簡単に設置できる。 |
逆におすすめではない人は、以下の通りです。
おすすめではない人 | 理由・注意点 |
---|---|
Wi-Fi環境やハブを用意したくない人 | センサー単体では通知や高度な自動化ができず、SwitchBotハブが必要になるため。 |
人感センサーの精度に過度な期待をする人 | 赤外線方式のため、壁越しやドア越しの検知はできず、死角が生じることがある。 |
常時監視のセキュリティを求める人 | あくまで動きを検知する補助機器であり、防犯カメラのような映像記録はできない。 |
屋外で使いたい人 | 防水仕様ではないため、屋外や湿気の多い場所での利用には適していない。 |



照明や家電を自動化して快適に暮らしたい、防犯・セキュリティを強化したい、節電や省エネを意識している、そんな人におすすめできます!
SwitchBot人感センサーの活用方法


SwitchBot人感センサーの活用方法は非常にいろいろあります。ここでは一例を紹介します。
- 動きを感知してライトをON/OFF
- 外出中に人感センサーが反応したら、スマホへ通知
- 子ども部屋などに設置し、 一定時間反応がないと通知
- 郵便受けに設置し、配達物の出し入れを検知
ここから1つずつ解説します。
動きを感知してライトをON/OFF
もっとも一般的な活用例として、部屋に入ったタイミングでライトを自動点灯させる方法があります。
たとえば、帰宅して玄関を開けた瞬間に人感センサーが反応し、天井の照明や間接照明がパッと点灯。暗がりでスイッチを探す必要がなくなり、安全性も高まります。
また、一定時間動きがないと自動で消灯する設定も可能なため、つけっぱなしの無駄を防ぎ、省エネにも貢献します。



「いちいち電気を消すのが面倒」という日常の小さなストレスから解放されます。
照明と合わせて、エアコンやテレビも同時に消しちゃうなどもできます。
外出中に人感センサーが反応したら、スマホへ通知
自宅に誰もいない時間帯に人感センサーが反応した場合、自動でスマートフォンに通知を送るよう設定することができます。
これにより、不審な動きをいち早く察知することができ、防犯面でも大きな安心感につながります。通知はSwitchBotアプリ経由で届き、どのセンサーが何時に反応したのかを即座に確認できます。
仮にペットや家族による反応であっても、その確認ができるだけで安心です。



セキュリティが気になる!という観点からも、安心を買うことができます。
子ども部屋などに設置し、 一定時間反応がないと通知
子ども部屋や高齢者の寝室に設置することで、動きが一定時間検知されなかった場合に、保護者や家族に通知を送る設定が可能です。
これにより、万が一の事故や体調不良などを早期に察知できる可能性があります。
例えば、朝起きる時間になっても人の動きが確認されない場合に通知が来るようにすれば、「今日は体調が悪いのかも」と気づくきっかけになります。



家族の見守りとしても活用できるのが、SwitchBot人感センサーの大きな利点です。
郵便受けに設置し、配達物の出し入れを検知
郵便受けの中にセンサーを設置することで、郵便物が投函された瞬間を検知することも可能です。外出中でもアプリに通知が届くため、「郵便が来たかどうか確認しに行く」手間が省けます。
特にネットショッピングを頻繁に利用する方にとって、荷物の受け取りタイミングを把握する手段として非常に便利です。



人感センサーにはいろいろな使い方があります。
このパターンは、ちょっとした「小さな快適」のパターンです。
他社製品の人感センサーとの違い
SwitchBot人感センサーが他社製品との違いは、やはりSwitchBotの他製品との親和性の高さです。
単体でも使用できますが、他のSwitchBot製品と組み合わせることで、より柔軟で高度な自動化が実現します。また、安価かつ、アプリの操作性が直感的で、初心者でも簡単に設定できるのも大きな魅力です。
項目 | SwitchBot人感センサー | Philips Hue モーションセンサー | Aqara モーションセンサー | Nature Remo Mini 2(センサー機能) |
---|---|---|---|---|
検知方式 | 赤外線(PIR) | 赤外線(PIR) | 赤外線(PIR) | 赤外線(PIR) |
検知距離 | 最大9m | 約5m | 最大7m | 約5m |
検知角度 | 水平110° | 約100° | 最大170° | 約100° |
照度センサー | あり(明暗検知) | あり | あり | なし |
連携プラットフォーム | Alexa / Google / Siri / IFTTT | Hue Bridge経由でAlexa等 | HomeKit / Alexa / Google | Alexa / Google |
設置方法 | 磁石&両面テープ | スタンド・壁面設置 | スタンド・天井/壁面設置 | 据え置き型 |
電池寿命 | 約3年(CR123A) | 約2年(単4電池×2) | 最長5年(CR2450×2) | AC電源(電池なし) |
価格帯 | 約2,000〜3,000円 | 約5,000〜6,000円 | 約3,000〜4,000円 | 本体約8,000円〜(センサーは内蔵) |
特徴 | コンパクト・安価・自動化連携に強い | 照明連動に最適 | 広角・電池長持ち | 照明・エアコン操作に特化 |



照明のみを人感にしたい!といったことであれば、人感センサーライトなどを検討するのもいいかもしれません。
SwitchBot人感センサーに関するQ&A
SwitchBot人感センサーに関連するQ&Aは、以下の通りです。
- SwitchBot人感センサーの反応が遅いです。反応を速くする方法はありますか。
- SwitchBotの人感センサーはガラス越しに使えますか?
- SwitchBot人感センサーはペットの動きにも反応しますか?
- SwitchBot人感センサーの電池の持ちはどれくらいですか?
- SwitchBot開閉センサーとの違いは?
ここから1つずつ解説します。
SwitchBot人感センサーの反応が遅いです。反応を速くする方法はありますか。
SwitchBotのハブを経由して操作しているため、センサーの応答速度に少し遅れが生じることがあります。
設置場所の見直し、ハブ経由の安定化(ネット環境の高速化)をすることで、反応がすこし高速にすることができます。
SwitchBotの人感センサーはガラス越しに使えますか?
基本的にガラス越しでは反応しません。
どうしてもガラス越しに使いたい場合は、窓際ではなく室内に直接設置するのがおすすめです。
SwitchBot人感センサーはペットの動きにも反応しますか?
結論、ペットにも反応します。ただし、位置調整やアプリの設定によって感度を調整できます。
反応する範囲を調整するためにセンサーを逆さまにしてください。
ペットの動きによる誤警報を防止するため、ペットより0.1-0.2メートル高い、あるいはペットがよく移動するエリアより高いところに設置してください。
ペットを検知する範囲の参考
SwitchBot公式サイトより引用



ペットの動きに対して反応したい場合は、逆の設定をしましょう!
SwitchBot人感センサーの電池の持ちはどれくらいですか?
約3年程度(使用頻度によって前後します)。アプリでバッテリー残量の確認もできます。
電池の残量確認方法などについては、こちらの記事で解説しています。


SwitchBot開閉センサーとの違いは?
開閉センサーは「ドアの開け閉め」などの物理的な動作に反応するため、用途や目的に応じて使い分けることで、より効果的なスマートホーム設計が可能になります。
まとめ:SwitchBot人感センサーを活用して、スマートホーム化を進めよう
ここまで、SwitchBot 人感センサーの機能や設定方法、活用方法について詳しく解説してきました。
SwitchBot 人感センサーは、人の動きを検知して家電を自動で操作したり、スマホに通知を送ったりすることができる便利なデバイスです。
照明の自動オン・オフ、防犯対策、家族の見守りなど、日常生活のさまざまなシーンで役立ちます。
また、他のSwitchBot製品と組み合わせれば、より柔軟で高度なスマートホームの自動化が実現できます。設定もアプリから簡単に行えるため、初心者の方でもすぐに導入できます。
SwitchBot 人感センサーを活用することで、安心と快適さを両立した暮らしをつくることができます。
ぜひ本記事を参考に、スマートホーム化の第一歩として取り入れてみてください。
コメント