スマートプラグの危険性を徹底解説！使用してはいけない家電があります

スマートプラグを使えば、家電をスマホや音声で操作できてとても便利ですよね。ただ、そんな便利なスマートプラグも使い方を間違えると火災や感電などの危険性があることをご存じでしょうか？

実は、電気ストーブや医療機器など、スマートプラグと相性の悪い家電もあります。

本記事では、スマートプラグの危険性や使ってはいけない家電、そして安全に使うためのポイントを詳しく解説します。

スマートプラグに潜む危険性

スマートプラグは、コンセントに挿すだけで家電の電源をスマホや声で操作できる便利なアイテムです。

そんなスマートプラグの危険性について、簡単に説明すると以下の２つが要点になります。

ここから１つずつ解説します。

使い方を間違えると、火災につながる恐れがある

一番気をつけたいのは「スマートプラグの過熱による火災」です。スマートプラグはコンセントと家電の間に使う小さな機械ですが、実はとてもデリケートです。

大きな電力を使う家電をつなぐと、プラグの中で熱がこもり、焦げたり最悪の場合は発火することがあります。

たとえば、電気ヒーターや電子レンジなどは1,000Wを超えることが多く、スマートプラグの許容範囲を超えてしまうことがあります。

イメージとしては、細いホースに大量の水を流すようなものです。圧力がかかりすぎて、どこかが破裂してしまうのです。

また、ほこりがたまった状態で使うと「トラッキング火災」という現象が起きることもあります。長期間挿しっぱなしのプラグほど要注意です。

引用：東京電力トラッキング火災の説明について

使う家電を間違えると、電気用品安全法違反の恐れがある

スマートプラグは「なんでも動かせるスイッチ」ではありません。

家電によっては使うことで「電気用品安全法（PSE法）」に違反する可能性があります。これは、電気製品の安全性を守るためのルールで、日本で販売・使用するには「PSEマーク」が必要です。

たとえば、海外製の安価なスマートプラグや、PSEマークのない製品を使うと、電圧が合わずショートや発火のリスクがあります。

また、メーカーが「非対応」としている家電に使うと、内部回路に負荷がかかり、壊れてしまうこともあります。

スマートプラグを使ってはいけない家電

スマートプラグは便利ですが、万能ではありません。特に「熱」や「電力」を多く使う家電には向いていません。

ここから対象となる代表的な家電を１つずつ解説します。

電気ストーブ、電気ヒーター、電気こたつ

「高出力タイプ」と呼ばれる電気ストーブや電気ヒーターは、電力の消費がとても大きいです。

常に1,000W以上を使い続けることが多く、スマートプラグの限界を超えてしまうことがあります。その結果、プラグの中で熱がこもり、焦げつきや火災につながることがあります。

また、電気こたつのように長時間使う家電も危険です。冬の寒い日に長時間つけっぱなしにすることが多く、知らないうちにプラグ部分が高温になってしまうことがあります。

医療系の精密機械

医療や介護の現場で使う精密機械にも、スマートプラグは使ってはいけません。

たとえば、睡眠時無呼吸症候群で使うCPAP装置や、酸素濃縮器などは、常に電力が安定していなければなりません。

もしネットの接続が切れて電源がオフになったら、命に関わるトラブルになる可能性があります。

停電や通信エラーのあとに自動で再起動できない場合もあります。便利さよりも安全性を優先することが大切です。

安全にスマートプラグを選ぶためのポイント

スマートプラグの危険性を理解し、安全にスマートプラグを選ぶため必要なポイントは、以下の２つです。

ここから１つずつ解説します。

日本のコンセントで使えるスマートプラグを選ぶ

確認するべき１つ目のポイントは、「日本の電圧・コンセント形状に対応しているか」です。

海外製の製品の中には、240V仕様のものもあり、そのまま使うとショートしたり壊れたりする危険があります。

日本は100Vが主流なので、購入前に「100V／50・60Hz対応」と書かれているか必ずチェックしましょう。

また、コンセントの形も重要です。日本では平行2ピンのAタイプが一般的ですが、海外のCタイプやBタイプを無理に挿すと接触が悪くなり、発熱することもあります。

プラグの変換アダプターを使って無理に使うよりも、最初から日本向けモデルを選んだほうが安全です。

PSEマーク付きのスマートプラグを選ぶ

次に見るべきは「PSEマーク」です。

このPSEマークは、日本の安全基準をクリアした証で、言わば「安全運転免許証」のようなものです。これがついていない製品は、検査を受けていない可能性があり、発火や感電のリスクが高まります。

最近では、PSEマークを偽装した粗悪品も出回っているため、販売元やメーカーの公式ページも確認しておきましょう。特に通販サイトでは、正規代理店から購入することが安心です。

引用：一般財団法人日本品質保証機構PSEマークについて

そんなスマートプラグですが、SwitchBot社のプラグミニが非常におすすめです。

PSEマークも付いているかつ、自動化の先駆けとして最先端を走っている企業の製品なので間違いありません。

スマートプラグの危険性に関するQ＆A

スマートプラグの危険性に関連するQ＆Aは、以下の通りです。

ここから１つずつ解説します。

まとめ：スマートプラグの危険性を理解した上で取り扱いをしよう！

ここまで、スマートプラグの危険性について詳しく解説してきました。

スマートプラグは、家電をスマホや音声で操作できるとても便利なIoT機器です。しかし、使い方を誤ると火災や感電、さらには法律違反のリスクがあることもわかりました。

特に、電気ストーブや電気ヒーターなどの高出力家電、そして医療機器などには絶対に使用しないことが大切です。

また、安全に使うためには、日本の電圧やコンセント規格に対応したスマートプラグ製品を選び、PSEマークがついていることを必ず確認しましょう。

本記事を参考に、スマートプラグの危険性をしっかり理解した上で、安全で快適なスマートライフを始めましょう！