SwitchBotの導入を考えるとき、多くの人が「ハブミニとハブ2の違い」がわからないと思います。
違いを理解せずに選ぶと「欲しかった機能がなかった」「自分の生活に合わなかった」と後悔する可能性があります。
本記事ではハブミニ、ハブ2の特徴や共通点を整理し、どちら選ぶべきかをわかりやすく解説します。

自分に合ったモデルを選ぶためにもぜひご一読ください!
SwitchBot ハブミニとハブ2はここが違う
SwitchBot公式サイトより引用
SwitchBot公式サイトより引用
SwitchBotハブミニとハブ2は、同じようにリモコンをまとめることができるアイテムですが、搭載されている機能に差があります。
ハブミニはシンプルに使いたい人向けで、ハブ2は生活をさらに快適にしたい人向けです。どんな違いがあるんだろう?と思いますので、分かりやすく、違いをまとめると以下の通りです。
比較項目 | ハブミニ | ハブ2 |
---|---|---|
サイズ | 65 × 65 × 20 mm | 80 × 70 × 23 mm |
赤外線リモコン機能 | あり(範囲は約15m) | あり(範囲は約30m) |
温湿度センサー | なし | 内蔵(ディスプレイに温湿度表示可能) |
照度センサー | なし | 内蔵(明るさを感知して自動制御に活用可能) |
IR Decoding機能 | なし | あり(リモコン信号を解析し登録しやすい) |
スマートボタン | なし | あり(シーン実行用ボタン搭載) |
Matter対応 | 非対応/対応モデルあり | 対応(Apple Homeなどと連携可能) |
価格帯 | 約4,000円 | 約9,000円 |
おすすめな人 | 赤外線リモコン機能だけを使いたい、コスパ重視の人 | 温湿度・照度も管理したい、スマートホームを本格的に活用した |
SwitchBotハブミニとハブ2どちらも共通してできること
SwitchBotハブミニとハブ2どちらも共通してできることは、以下の6つになります。
- スマートリモコンとして活用できる
- 音声コントロールができる
- 外出先で遠隔操作ができる
- スケジュール・タイマー機能を活用できる
- SwitchBotの他シリーズとの連携ができる
- Matterに対応している
ここから1つずつ解説します。
スマートリモコンとして活用できる
SwitchBot公式サイトより引用
ハブミニ、ハブ2どちらのモデルも、家のリモコンをひとつにまとめることができます。テレビやエアコンをアプリから操作できるので、リモコン探しのストレスがなくなります。



「リモコンを一つに集約する」という使い方がとても良いです。
音声コントロールができる
どちらもアレクサやGoogleアシスタントのスマートスピーカーに対応しています。手が離せないときに「アレクサ、テレビをつけて」と声をかければ操作できるのはとても便利です。



声だけで動かせるので、子供や家族全員で活用できます。
SwitchBotハブとアレクサの連携方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。


外出先で遠隔操作ができる
SwitchBotハブがあれば、スマホから外出先でも家電を操作できます。たとえば、帰宅前にエアコンをつけて部屋を涼しくしておくことや、照明などを点けることが可能です。



小さな子供やペットのために、事前に安心して温度管理や家電の操作ができるのは本当に良いですよ!
SwitchBotを外出先から遠隔操作するときに必要なものと操作できない時の対処方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。


スケジュール・タイマー機能を活用できる
SwitchBotアプリのスケジュール機能を使えば、毎日の家電操作がもっとラクになります。曜日や時間をあらかじめ設定しておくだけで、自動的に家電が動いてくれるからです。
たとえば、朝7時に照明をオン、夜10時にエアコンをオフといったルーティンも簡単に組めます。
忙しい朝や疲れた夜でも、自分の代わりに動いてくれるのは本当に助かりますよね。



細かく色々な条件を設定することが可能です
SwitchBotの他シリーズとの連携ができる
SwitchBotハブ製品があれば、他シリーズのSwitchBot製品であるカーテンやボット製品などと組み合わせて動かすことができます。
- SwitchBotボットと連携して物理スイッチを自動操作できる
- SwitchBotスマートカーテンと連携して自動開閉ができる
たとえばの例になりますが、以下の通りになります。
SwitchBotボットと連携して物理スイッチを自動操作できる
SwitchBot公式サイトより引用
古い家電やリモコン非対応の機器でも、SwitchBotハブとSwitchBotボットを連携させればスマート化することができます。
ボットは物理的にスイッチを押す仕組みを持っており、コーヒーメーカーや空気清浄機など、従来リモコンで操作できなかった家電も自動で操作することができるようになります。
・コーヒーメーカー
・照明スイッチ
・給湯器パネル
・扇風機
・空気清浄機 など



ハブを中心に、赤外線リモコン家電と物理スイッチの家電をまとめて制御できるため、家中をシームレスにスマート化できます!
SwitchBotスマートカーテンと連携して自動開閉ができる
SwitchBot公式サイトより引用
毎日の手間になりやすいカーテンの開閉も、SwitchBotスマートカーテンとハブの連携で自動化できます。
たとえば朝は決まった時間に自動で開け、夜は日没に合わせて閉じる設定が可能です。自然光で気持ちよく目覚めたり、防犯対策として自動で閉じたりと、実用性の高い使い方ができます。



SwitchBotスマートカーテンも必要になりますが、SwitchBotハブを導入することで、生活リズムを整えることができます。
Matterに対応している


どちらのモデルも最新規格のMatterに対応しています。Apple HomeKitなど他のプラットフォームとも連携できるので、将来の拡張性も安心です。
Matterを一言で表すと、「つながらない壁」を壊すために作られた新しい共通ルールです。
AppleやGoogle、Amazonなど大手企業が一緒に作っていて、「メーカーが違っても同じように簡単で安全につなげられる」ことを目指した新たな規格です。



長く使えるという点でも非常にMatter対応はメリットがあります。
SwitchBotハブのMatterについては、こちらの記事で詳しく解説しています。


SwitchBotハブ2ができること
SwitchBotハブミニではできないですが、ハブ2のみができる内容をまとめると以下5つになります。
- スマート温湿度計機能がついている
- 照度センサーがついている
- スマートボタンがある
- 赤外線送信範囲がハブミニの2倍
- IR Decoding機能がある
ここから1つずつ解説します。
スマート温湿度計機能がついている
SwitchBot公式サイトより引用
ハブ2は温度と湿度を計測することができます。
たとえば「28度を超えたらエアコンをつける」といった自動化が可能です。部屋の環境を見える化しながら、快適さを保てるのは大きなメリットです。
ハブミニ | ハブ2 |
---|---|
× | 〇 |



温度のシチュエーションを想定して、自動で家電を動かしたい場合はハブ2がいいかもしれません。例えば、猫などを飼っている方にはいい機能だと思います。
照度センサーがついている
ハブ2には照度センサーが搭載されています。
これにより、部屋の明るさを自動で検知し、照明のオン・オフに活かすことができます。夕方になって部屋が暗くなったら自動で照明がつくようにすることも可能です。
ハブミニ | ハブ2 |
---|---|
× | 〇 |



個人的には、時間で調整できる範囲だと思うので、好みだと思います!
スマートボタンがある


ハブ2本体には「スマートボタン」がついています。
このボタンを押すだけで、あらかじめ設定した複数の家電操作をまとめて実行できます。
外出前にボタンひとつで照明やエアコンを一括でオフにするなど、時短にもなりますし、家族みんなが簡単に使えるのもポイントです。
ハブミニ | ハブ2 |
---|---|
× | 〇 |



使っている自分から言うのもあれなんですが、正直「スマートボタン」はあまり使ってないです(笑)
赤外線送信範囲がハブミニの2倍
ハブ2は、ハブミニよりも赤外線の届く範囲が約2倍広くなっています。
広い部屋や少し離れた場所の家電にも信号が届きやすくなっているので、設置場所の自由度が高まります。「届かなくて困る」というトラブルも少なくなります。
ハブミニ | ハブ2 |
---|---|
標準(15メートル) | 約2倍(30メートル) |



家の状況を見て、届く範囲を考慮して製品を選ぶといいと思います
IR Decoding機能がある
ハブ2は「IR Decoding」という機能があります。この機能は、特殊なリモコン信号も読み取れるので、対応家電の幅が広がります。
この機能があることによって、アプリへの反映がスムーズで、より細かい操作が可能になります。
ハブミニ | ハブ2 |
---|---|
× | 〇 |



家電の種類が多い人はハブ2の方がいいと思います。
SwitchBotハブミニとハブ2どちらを選ぶべきか


結論として、シンプルに家電をまとめたいならハブミニ。快適さや自動化を求めるならハブ2です。
ハブミニをおすすめできる人は、以下の通りです。
ハブミニはこんな人におすすめ | 理由 |
---|---|
とにかく安くスマートホームを始めたい人 | SwitchBotハブの中で最も低価格で導入しやすい。 |
シンプルな機能で十分な人 | 温湿度計や照度センサーなどの追加機能は不要な場合に最適。 |
ハブ2をおすすめできる人は、以下の通りです。
ハブ2はこんな人におすすめ | 理由 |
---|---|
温湿度もあわせて管理したい人 | 本体に温湿度センサーが内蔵され、ディスプレイに表示できる。 |
部屋の明るさに応じて自動化したい人 | 照度センサー搭載で「暗くなったら照明ON」などのシーン設定が可能。 |
赤外線リモコンの登録をスムーズにしたい人 | IR Decoding機能でリモコン信号を解析し、学習がより簡単。 |
スマートホームを本格的に構築したい人 | ディスプレイや物理ボタンも搭載し、より多機能で柔軟な自動化が可能。 |



温度や明るさに合わせた自動操作をしたいなら、ハブ2を選んだほうが満足できます。まずは自分が「どこまで自動化したいか」を考えてから選びましょう。
SwitchBotハブミニとハブ2の違いに関するQ&A
SwitchBotハブミニとハブ2の違いに関連するQ&Aは、以下の通りです。
- SwitchBotハブ2は別の部屋で使うことができますか?
- SwitchBotハブ2の設定方法は?
ここから1つずつ解説します。
SwitchBotハブ2は別の部屋で使うことができますか?
基本的に、テレビのリモコンと同じで“見える位置”にいないと届きません。
壁やドアがあると、それだけで信号は届かなくなります。
SwitchBotハブが別の部屋で使うことができるかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。


SwitchBotハブ2の設定方法は?
SwitchBotハブ2の設定の流れは、下記2ステップで対応することができます。
- SwitchBotアプリのインストール → アカウント登録
- アプリにデバイスの追加
SwitchBotハブ2の設定方法や活用方法については、こちらの記事で解説しています。


まとめ:SwitchBotハブの違いを理解して、スマート化を進めよう!
ここまで、SwitchBotハブミニとハブ2の違いについて解説してきました。
どちらもリモコンをまとめたり、音声操作や外出先からの遠隔操作を可能にする便利なアイテムですが、機能面には明確な差があります。
ハブミニはシンプルに家電を操作するのに向いており、コストを抑えて手軽に導入することができます。
一方、ハブ2は温湿度計や照度センサー、赤外線の広い到達範囲などが加わり、より快適で高度なスマート化が可能になります。
まずは小さく始めたいならハブミニを、本格的に自動化を楽しみたいならハブ2を選びましょう。
ぜひ本記事を参考にして、自分にぴったりのSwitchBotハブを導入し、スマートな生活を進めてみてください。
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