SwitchBot(スイッチボット)を使ってみたいけれど、「危険性はないの?」と不安に思っていませんか?
スマートホーム製品は便利な反面、ハッキングや情報漏洩といったリスクも気になるものです。
本記事では、SwitchBotの危険性について、実際に考えられるリスクやSwitchBot社のセキュリティ対策、収集される個人情報の内容まで詳しく解説します。
さらに、ユーザー自身ができる安全対策も紹介しているので、安心して使い始めるためのヒントが得られます。

SwitchBotを導入する前に不安を解消したい方は、参考にしてください
SwitchBotをお得に手に入れる方法を、こちらの記事でまとめています。ぜひご覧ください!
SwitchBotはセキュリティの観点からみると危険性はないのか?


SwitchBotをセキュリティの観点からみたときの危険性(セキュリティ)に関する項目を以下3つに分けて解説します。
- SwitchBotは中国に本社を置くグローバル企業
- 中国企業は不安・・・会社の信用度は大丈夫なのか
- 個人情報は守られるのか?
- 収集される個人情報の主な内容と利用目的
ここから1つずつ解説します。
SwitchBotは中国に本社を置くグローバル企業
SwitchBotは中国に本社を置くグローバル企業です。国内企業ではないため、セキュリティ面やサポート体制に不安を覚える方も少なくありません。
項目 | 内容 |
---|---|
企業名(現地社名) | Woan Technology(卧安科技有限公司) / Switchbot (Shenzhen) Co., Ltd. |
設立年 | 2015年(Woan Technologyとして) |
代表者 名義 | 李志晨(Zhichen Li) |
所在地(住所) | 11F, Qiancheng Commercial Center, No. 5 Haicheng Road, Xixiang Street, Bao’an District, Shenzhen, Guangdong, China |
事業内容 | スマートホーム機器の研究開発、製造、販売(IoTデバイス全般) |
株式会社化 | 2025年4月に株式会社(Switchbot (Shenzhen) Co., Ltd.)へ組織変更・株式化 |
日本に対しても力を入れており、現在200万世帯以上が使用しており、スマートホーム市場で実績のある企業です。



中国に本社があるので「品質が心配」と思うかもしれませんが、大きなニュースや問題も発生していないので安心してよいと思います。
中国企業は不安・・・会社の信用度は大丈夫なのか
中国製だからといってすべてが悪いわけではありません。SwitchBotは情報セキュリティに関する国際規格であるISO/IEC 27001の取得を進めています。
なお、Google Home・Amazon Alexa・Apple HomeKitの連携審査に合格しています。客観的な指標としては、そこまで心配する必要はないかと思います。
中国に本社を置くSwitchBotの会社について、詳しくはこちらの記事で解説しています。


個人情報は守られるのか?
SwitchBotには、温度や湿度を記録するセンサーや、カメラ付きの製品もあります。そうなると、「自分の情報が外に漏れるんじゃないか」と気になりますよね。
結論、SwitchBotでは通信内容が暗号化されていて、簡単には外部から見られないよう工夫されています。
サーバーの管理もきちんと行われていて、セキュリティの仕組み自体は整っています。



それでも心配な方は、映像を扱う製品を使わずに、ボタンやセンサーなど情報の少ないデバイスを選ぶのもいいかもしれません。
収集される個人情報の主な内容と利用目的
SwitchBot株式会社は、収集した個人情報を以下の原則に基づいて取り扱うと明記されています。
- お客様の識別情報:ログイン情報、アカウント情報など。アカウントの作成やログイン認証に利用されます。
- 購入情報:購入履歴、お支払い情報など。注文処理やカスタマーサポートに利用されます。
- 利用情報:製品の使用状況、エラー情報など。製品の改善、新機能開発、カスタマーサポートに利用されます。
- 位置情報:GPS情報など。位置情報に基づくサービス提供や製品のパーソナライズに利用されます。
- サービスの提供:製品やサービスの提供、カスタマーサポート、お問い合わせ対応など。
- 製品の改善:新機能開発、バグ修正、セキュリティ対策など。
- マーケティング:新製品情報、キャンペーン情報などの提供。
- 事業運営:統計分析、財務報告など。
- 目的範囲内での利用:収集目的の範囲内で利用し、目的外利用は行いません。
- 法令遵守:個人情報保護法をはじめとする関係法令を遵守します。
- 安全管理:個人情報の漏洩、改ざんなどを防止するための適切な安全対策を実施します。



プライバシーポリシーを見る限り、基本的な内容ではありますが、ちゃんと明記されているので問題ない印象を受けました。
SwitchBot製品を使用する観点からみると危険性はないのか?
SwitchBot製品を利用する観点からみたときの危険性に関する項目は、以下2つです。
- SwitchBotハブなしによる危険性
- SwitchBotデバイスの誤った使い方による危険性
- SwitchBotデバイスが壊れる危険性
ここから1つずつ解説します。
SwitchBotハブなしによる危険性
SwitchBot製品はBluetooth接続をしてさまざまなことができるのですが、Bluetooth接続のみで運用しようとすると通信の特性上、セキュリティリスクが高まります。
たとえば、スマートロックをBluetooth接続のみで運用すると、悪意ある第3者から通信を盗聴されてしまって屋外からの遠隔ロック解除などができなくなってしまう可能性があります。
SwitchBotハブを経由して接続すると、ルーターのセキュリティなどで保護されるため、リスク(危険性)が減ります。



基本的にBluetooth接続のみで運用するのはセキュリティ観点から見るとおすすめしません!
SwitchBotデバイスの誤った使い方による危険性
SwitchBotの危険性として注意したいのが、誤った使い方による被害です。
たとえば、SwitchBotプラグミニに消費電力の大きい家電(ヒーターや電子レンジなど)を接続すると、発熱や故障につながる恐れがあります。
その他にも公式側で想定していな危険な使い方をしてしまうと、リスク(危険性)が発生します。
危険な使用方法 | 理由・リスク |
---|---|
対応電力を超える家電にプラグミニを使用 | 過電流による発熱や火災の危険性 |
防水仕様でない製品を浴室や屋外で使用 | 水分侵入による故障や感電リスク |
スマートロックを非常用の鍵なしで運用 | 電池切れや故障時に締め出される危険 |
ケーブルを曲げたり押しつぶした状態で使用 | 被膜破損やショートの可能性 |
換気の悪い場所でCO₂センサーを使わずに密閉空間で長時間滞在 | 高濃度二酸化炭素に気付けず健康被害の恐れ |
誤って子どもが触れる位置に設置 | ケーブル引っ張りやボタン操作による事故や誤作動 |
インターネット接続を不用意に公開 | 外部からの不正アクセスによるセキュリティリスク |
SwitchBotの安全上の注意事項について、公式サイトにまとまっています。ぜひご一読の上、想定していない使い方は回避するようにしましょう。



正しい使い方を意識することで、SwitchBotを安全に活用できます。
SwitchBotデバイスが壊れる危険性
SwitchBotシリーズは便利なスマートホーム機器ですが、精密機器である以上、壊れるリスクはゼロではありません。
たとえば、長時間の連続使用や高温多湿な環境での設置、強い衝撃などが加わると、内部部品が劣化して動作不良を起こす可能性があります。
また、Wi-FiやBluetoothの通信部分に不具合が出ると、アプリから操作できなくなるケースも報告されています。
ただし、こうしたトラブルは「製品の初期不良」や「設置環境の問題」が原因であることが多く、メーカー保証やサポートを利用すれば解決できる場合もあります。



SwitchBotを導入する際には、正しい環境で使い、定期的にアップデートを行うことで、壊れるリスクを最小限に抑えられます。
SwitchBotでは、ほとんどの製品に購入日から1年間のメーカー保証がついています。つまり、1年以内であれば不具合があっても、交換や返金の対象になる可能性があります。
SwitchBotの保証期間内に返品や交換する方法について、こちらの記事で詳しく解説しています。


SwitchBotが勝手に動く?誤作動の危険性について
結論として、SwitchBotが誤作動して勝手に動く可能性はあります。
誤作動の要因としてよくあるパターンは『シーン設定の重複』によって発生しています。
例えば、「日が落ちたら照明をオン」にすると、「帰宅する時に照明をオン」の両方を設定すると、設定したつもりのシーンの状態の判断がうまく判別できず、照明が誤ってオンになってしまう等が発生してしまいます。
複雑な条件を設定するほど、うまく管理ができずに誤作動が起こってしまうことが多くなります。



シンプルな設定をすると、誤作動が発生することは基本ありません。
SwitchBotを2年以上使っていますが、私は誤作動したことがないです。
SwitchBotの危険性を回避する方法3選


ユーザができる対策方法について気になりますよね。対策できる方法として考えられるものは以下の3つになります。
- 強力なパスワードを設定する
- アプリとファームウェアを常に最新バージョンにする
- ネットワークを保護する
ここから1つずつ解説します。
強力なパスワードを設定する
セキュリティの基本は、しっかりとしたパスワードを使うことです。
「1234」や「password」などの簡単なものは、すぐに見破られてしまう危険があります。
おすすめは、英大文字・小文字・数字・記号を組み合わせた長めのパスワードです。また、他のサービスと同じパスワードを使い回すのも避けましょう。
良い例(強力なパスワード) | 悪い例(避けるべきパスワード) | 理由 |
---|---|---|
Tr!9xP@7zQ1$ | 123456 | 短すぎて推測されやすい |
M0u$e!C@r2025 | password | 辞書攻撃に弱く、誰もが知る単語 |
Aki#29_Sun$et | qwerty | キーボード配列そのままで予測可能 |
R!ng0_StaR#77 | abc123 | 単純な文字列や数字の組み合わせ |
K!d$Sm!le_88* | birthday2024 | 誕生日や記念日など個人情報に基づくものは危険 |
ちょっと面倒に思えるかもしれませんが、安全に使うための第一歩です。



セキュリティについては、意識高くもちたいですね
アプリとファームウェアを常に最新バージョンにする
SwitchBotのアプリや機器には、定期的にアップデートが配信されます。これは新しい機能だけでなく、セキュリティの改善も含まれています。
更新を後回しにしていると、古いバージョンのまま使うことになり、危険が増えてしまいます。通知が来たら、なるべく早めにアップデートするようにしましょう。
ファームウェアのアップデート方法は、以下の通りです。
- SwitchBotアプリを起動
- 該当デバイスをタップ
- 該当デバイス上で「アップデート」の文字があれば、アップデートをしてください。



アプリのアップデート方法は、アプリのストアで「SwitchBot」アプリを探してください。
最新バージョンがあれば、アップデートしましょう!
ネットワークを保護する(ルーター)
SwitchBotを安全に使うには、自宅のWi-Fiも大切なポイントです。
Wi-Fiのセキュリティ設定(暗号化方式)を確認し、SwitchBotに関連する通信制限がされないものを選びましょう。
- WPA-PSK
- WPA2-PSK
- WPA2-PEAP
- WPA3-PEAP
- WEP
- WPS
また、ルーターのソフトウェアも、定期的にアップデートしておくとさらに安心です。家全体を守るためにも、ネットワークの設定を見直してみましょう。



毛色が違うかもしれませんが、セキュリティをより強固にするためには重要なものです!
SwitchBotの危険性に関するよくあるQ&A
SwitchBotの危険性に関連するよくあるQ&Aは、以下の4つになります。
- SwitchBotスマートロックの危険性を心配しています。安全でしょうか?
- SwitchBotの類似品はある?
- SwitchBot株式会社の評判は?
ここから1つずつ解説します。
SwitchBotスマートロックの危険性を心配しています。安全でしょうか?
SwitchBotスマートロックは暗号化通信を採用しており、Bluetoothやクラウド経由での操作も安全性が確保されています。
不具合で勝手にロック解錠はありません。逆に、電池切れでロックが解錠できなくなる可能性はありえます。



普通の鍵も持ち歩いておくなど対策をしっかりしましょう。
SwitchBotの類似品はある?
類似品はあります。以下の通りです。
SwitchBotと似た体験を求めるなら、物理的なスイッチ操作には Fingerbot や保証元のある Aqara、スマートホーム全体の統合には Home Assistant や Homey が適しています。
製品 | 機能 | 特徴・用途 | 注意点・難易度 |
---|---|---|---|
Fingerbot(Tuya系) | 物理ボタン操作 | 安価、赤外線対応、DIY | 安定性や公式サポートに不安 |
ESP32自作ソリューション | Bluetooth→Wi-Fi制御 | 非公式、柔軟だが技術的ハードルあり | 技術者向け |
Libetter/MoesGo系 | ボタンプッシャー | 手軽に安く使える | ブランド信頼性に不安 |
Aqara / Sonoff Zigbeeハブ | Zigbeeデバイス統合 | センサーやスイッチ統合が得意 | 赤外線操作は不可 |
Home Assistant | 統合スマートホームプラットフォーム | ローカル制御、自由度高い | 導入難度高め |
Homey | 多プロトコル対応ハブ | 多彩なデバイスと連携可 | ハード・ソフト比較的高価 |
Belkin WeMo | スマート電源・スイッチ | シンプル操作、音声・IFTTT連携可能 | 安全性/サポート問題あり |



それぞれターゲットや技術レベルに応じた選択肢があります。
SwitchBot株式会社の評判は?
初期設定の簡単さ柔軟さが評価されており、製品の評判は非常に高いです。
多くのユーザーが製品の「使いやすさ」「デザイン性」「他のスマートホーム機器との連携性能」を高く評価しています。
評価ポイント | 内容 |
---|---|
信頼性 | 中国・深センに本社を置き、グローバル展開をしている信頼度の高い企業。日本法人もあり、技術・資本面の背景も安定。 |
製品の魅力 | 初期設定の簡単さ、製品の多様性、スマートホーム連携の柔軟性が高評価。 |
課題 | 一部ユーザーからサポート対応への不満、製品によって動作音や遅延、耐久面での実用性の懸念あり。 |
法人導入時の確認 | 通信環境や耐久性の検証、ネットワーク構成の事前検討が必要。 |
まとめ:SwitchBotの危険性を把握し、対策しよう
ここまで、SwitchBotの危険性について詳しく解説してきました。
インターネットに接続するスマートデバイスである以上、一定のリスクは伴います。たとえば、ハッキングや個人情報の漏洩といった懸念はゼロではありません。
しかし、SwitchBotは通信の暗号化やアカウント認証など、しっかりとしたセキュリティ対策を行っています。
ただ、私たちユーザー側もパスワードの管理やWi-Fi環境の見直し、アプリの更新を怠らないようにしなければなりません。
本記事で紹介した内容を参考に、家電の自動化や遠隔操作といった便利な機能を安心して活用するためにも、できることから対策を始めてみましょう。
SwitchBotをお得に手に入れる方法をこちらの記事でまとめています。ぜひご覧ください!
SwitchBotを安く購入する方法は?次のセールはいつ?>>




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