SwitchBot(スイッチボット)を家族と共有して使いたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
しかし、設定方法や共有後の権限の違いがわからず、うまく活用できていない方も多いと思います。
この記事では、SwitchBotの共有機能を使って、家族全員がスムーズにデバイスを操作できるようにする手順を解説します。さらに、共有後の役割や操作制限のポイントについても整理しています。
SwitchBotを共有して、より快適なスマートホーム生活を送りましょう!
SwitchBotの共有機能とは
SwitchBotの共有機能は、家の中で登録したデバイスを家族や同居人と一緒に操作できる仕組みです。
共有機能を使えば、自分が登録したデバイスを共有した人それぞれのスマホから照明やエアコンを動かすことができるようになります。
たとえば「帰宅前に部屋を涼しくしたい」と感じた瞬間に、先に帰った家族がアプリで事前にエアコンを入れられるようになります。
家族全員が同じリモコンを探す手間がなくなり、家事や子育ての合間でも操作がスムーズになります。

家族とスマートホームの便利さを体験できます!
SwitchBotの共有手順
SwitchBotの共有手順を簡単に説明すると、以下の3つになります。
- SwitchBotのホームシェアリング
- 招待する側の手順
- 招待される側の手順
ここから、それぞれ1つずつ解説していきます。
SwitchBotのホームシェアリング
ホームシェアリングは、言わば『家』を丸ごと鍵付きの箱にして共有するイメージです。
この箱を開ける鍵を相手に渡すのが招待作業にあたります。鍵を受け取った人は、箱の中にあるリモコンやセンサーを自由に使えるようになります。
家族の誰がいつ操作しても設定は上書きされず、それぞれが操作した内容が反映されます。



共有を渡す前に、誰に渡すかを決めておくと安心です
渡しすぎると、ハチャメチャになります(笑)
招待する側の手順
招待する側の手順の前に、相手がまだSwitchBotアプリを入れていなければ、事前にダウンロードをお願いしましょう。
- まず最初にアプリを立ち上げて、右下にある「プロフィール」欄にある「ホームを管理」をタップします。
- 登録しているマイホームの情報が出てきますので、該当のホームをタップします。
- ホームメンバー欄にある「+」ボタンをタップします。
- 何の権限を付与するかを選択の上、「次へ」をタップします。
- 招待方法を確認の上、追加したい人を招待します。



各権限の違いは後述します!
QRコード読み込みが一番簡単なので、おすすめです。
招待される側の手順
招待された人は、アプリを立ち上げて下記の手順に則って参加してみましょう。
- アプリを立ち上げて、右下にある「プロフィール」欄にある「ホームを管理」をタップします。
- 「ホーム管理」画面から右下にある「ホームに参加」をタップします。
- QRコードから参加する場合は、QRコードを読み込むことで参加できます。
招待コードの場合は、送られてきた招待コードを入力することで参加できます。
ここまでの手順を踏めば、「共有されたホーム」が追加されます。そこに並ぶデバイスをタップすると、操作が可能になります。



参加ができれば、すぐにアプリで家電を遠隔で扱うことができます!
共有後の所有者とメンバーの権限
共有が終わると、各ユーザーは4つの権限に分かれます。
- ホーム所有者
- 管理者
- メンバー
- メンバー(制限付き)
権限毎の違いについて、それぞれ1つずつ解説していきます。
ホーム所有者
ホーム所有者は、最初にホームの設定を作った人になります。その為、すべての設定の変更が可能です。
デバイスの追加や削除、メンバーの招待も自由に行うことができます。



共有したいメンバーが増えたときは、所有者が中心となって権限を割り当てるといいですね。
管理者
管理者は、ホーム所有者と同等の権限を持つユーザーです。唯一異なる点は、ホーム自体の削除ができない点です。
その為、デバイスの設定変更やメンバー管理もできます。生活リズムが異なる場合でも、どちらかがすぐに設定を調整できます。



夫婦で共同管理したいときに便利です。
設定をすべて変更できてしまうので、管理者の権限を渡すときは注意しましょう!
メンバー
メンバーはデバイスの操作のみ可能で、デバイス設定の変更はできません。
子どもや祖父母など、操作だけ必要な人に適した権限です。誤操作を防ぎつつ、スマートホームを安全に楽しめます。
メンバー(権限付き)
メンバー(権限付き)は、その名の通り、特定の機能だけ許可する設定が可能です。
たとえば照明だけ操作を許可してエアコンは触らせない、といった細かな管理が可能です。どうしてもこれは触ってほしくない等あれば、この権限を使いましょう。



子供向けには、「メンバー」と「メンバー(権限付き)」の使い分けになるかなと思います。柔軟に調整しましょう!
スマートホームにおけるユーザー権限一覧
ユーザー区分 | 主な権限と特徴 | 利用シーンの例 |
---|---|---|
ホーム所有者 | ・最初にホームを作成した人 ・すべての設定変更が可能 ・デバイスの追加・削除、メンバーの招待も自由にできる | 管理の中心となる人(主に家主) |
管理者 | ・ホーム所有者と同等の権限を持つ ・ホームの削除は不可 ・デバイス設定の変更、メンバー管理も可能 | 夫婦で共同管理したいときに最適 |
メンバー | ・デバイスの操作のみ可能 ・設定変更は不可 | 子どもや祖父母など、操作だけで十分な人向け |
メンバー(権限付き) | ・特定の機能のみ操作を許可できる ※照明はOK、エアコンはNGなど細かく制限可能 | 特定の操作のみ許可したいとき(誤操作防止に) |
SwitchBotの共有に関するQ&A
SwitchBotの共有に関するQAについて、よくある内容を解説します。
- 同時に操作すると設定が乱れることがありますか。
- 共有相手がデバイスを削除してしまう可能性はありますか?
- 旅行中だけ他人に操作を任せたい場合は?
- ホーム所有者の権限を委任することはできますか?
それぞれ1つずつ、解説します。
同時に操作すると設定が乱れることがありますか。
操作はリアルタイムで反映され、設定が上書きされることはありません。重複操作が不安なときは、順番に操作するルールを決めましょう。
共有相手がデバイスを削除してしまう可能性はありますか?
権限をメンバーに設定すれば削除できません。重要な設定は、ホーム所有者か管理者だけに任せましょう。
旅行中だけ他人に操作を任せたい場合は?
旅行前に相手を管理者として招待し、帰宅後に権限を外すことで対応できます。短期間の共有も簡単に設定できます。
ホーム所有者の権限を委任することはできますか?
デバイスをリセットし、新しいアカウントで再登録するしかありません。手間はかかりますが、どうしても管理者を変えたいときにはこの方法を検討してみてください。



共有設定は慎重に行いましょう!
まとめ:SwitchBotを共有してスマートな生活をしよう
ここまで、SwitchBotの共有機能について、その仕組みや使い方、家族と快適に使うためのポイントを詳しくご紹介してきました。
SwitchBotを共有することで、家族全員が自分のスマホから家電を操作できるようになります。
たとえば、外出先からお子さんが照明をつけたり、帰宅前にパートナーがエアコンを入れたりと、日々のちょっとした瞬間がより便利になります。
SwitchBotを共有することで、スマートホームは「ひとりで使うもの」から「みんなで活用するもの」に進化します。家族の誰かが感じた小さな不便を、誰もがすぐにフォローできる環境は、思いやりのある暮らしを自然に後押ししてくれるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、SwitchBotの共有設定を始めてみてください。毎日の暮らしが少しずつ、でも確実にスマートになっていきます。
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