SwitchBot(スイッチボット)をSiriで操作したいけれど、やり方がよく分からない…そんな悩みを感じたことはありませんか?
本記事では、SwitchBotとSiriを連携させる方法と、音声操作の活用法について解説していきます。正しく設定しないと、うまく動作しないトラブルも起こりがちです。

Siriショートカットの使い方から活用例まで紹介しているので、Siriで家電を快適に操作したい方はぜひご覧ください。
SwitchBotをSiriで操作できるってほんと?
SwitchBotはSiriを使って、音声操作することができます。
Siriとは?
声だけで日常のタスクを完了できます。翻訳する、アラームをセットする、目的地を検索する、天気を知らせる、Webで調べ物をするなど、さまざまなことをSiriに頼むことができます。
iPhone公式サイトより引用
「Hey Siri, 電気をつけて!」
「Hey Siri, テレビをつけて!」
こんな言葉を投げかけるだけで、SwitchBotを通して、家電を動かすことができます。



イメージはこんな流れになります。


事前にSwitchBotで家電を操作するシーンを登録しておいて、Siriショートカットを使って、起動する流れです。
SwitchBotをSiriで操作することによるメリット
SwitchBotをSiriで操作することによるメリットを解説すると、以下2つの内容を紹介します。
- 手が離せない状況で操作ができる
- カスタマイズ可能なSiriショートカットを利用できる
ここから1つずつ紹介します。
手が離せない状況で操作ができる


SwitchBotとSiriを連携すると、声だけで家電を操作できるようになります。スマホやリモコンに触れられないときにとても便利です。
たとえば、料理中に「照明をつけて」とSiriに話しかけるだけでライトがつきます。手が汚れていても、操作が止まることはありません。
こうした音声操作は、ちょっとしたストレスをなくしてくれます。特に忙しい朝や帰宅後など、スムーズな生活をサポートしてくれます。



我が家でも音声操作を活用して、楽させてもらってます!
カスタマイズ可能なSiriショートカットを利用できる
Siriショートカットに連携しているので、自分に合わせた音声コマンドを設定することができます。
SwitchBotをSiriで操作するための4ステップ
SwitchBotをSiriで操作するためには、4つのステップが必要です。
- SwitchBotアプリを用意する
- SwitchBotハブを用意する
- Siriが使えるApple製品を用意する
- Siriショートカットを登録する
この4ステップで、Siriを使ってSwitchBotが操作できます。ひとつずつ確認して準備を進めていきましょう。
SwitchBotアプリを用意する
SwitchBotを操作するためには、まずSwitchBotアプリが必要です。



インストールしていない場合は、必ずインストールしておきましょう。
SwitchBotハブを用意する
SwitchBotを使って、家電を操作するためにSwitchBotハブを用意する必要があります。
このSwitchBotハブが用意されていないと、使いたい家電や家電のリモコン操作(電気をつけて、エアコンをつけて)の登録ができません。
Siriで家電を操作するための事前準備の1つとして、必ず用意が必要です。



イメージは下記の通りです。ハブがあることで、赤外線リモコンを一つにしているようなイメージです。


詳しくは、SwitchBotハブの設定方法とおすすめの活用方法の記事でまとめています。
この記事を参考にしながら、まずはSwitchBotハブを用意しましょう。


Siriが使えるApple製品を用意する
Siriショートカット機能を使うために、Apple製品が必要です。iPhoneやiPadなど、Siriが使えるデバイスがあれば大丈夫です。
- iPhone
- iPad
- iPod touch
- Apple Watch
- Apple TV
- Apple Vision Pro
- Mac
- HomePod
- AirPods など



もし用意ができていない場合は、用意しましょう!
Siriショートカットを登録する
Siriで操作するためには、SwitchBotアプリにあるSiriショートカットを登録する必要があります。
- Siriショートカットとは
- Siriショートカットを登録する方法
ここから1つずつ解説します。
Siriショートカットとは
Siriショートカットとは、自分の好きな言葉でSwitchBotの操作を呼び出せる機能です。
たとえば「ただいま」と話しかけるだけで、照明をつけたり、エアコンを入れたりできます。この機能を使えば、自分の生活スタイルにぴったりの音声操作が作れます。



言い方を自由に決められるので、覚えやすくて家族でも使いやすくなります。
Siriショートカットを登録する方法
SwitchBotアプリの中にある「Siriショートカットに追加」という機能を使って、音声コマンドを登録します。たとえば、「照明をつけて」という言葉に対して、照明のオン/オフ操作をひもづけるイメージです。
- SwitchBotアプリにある右上の「…」をタップし、「シーンを管理」をタップする
- 任意のシーンをタップする
- 「他の実行方法」をタップする
- 「Siriショートカット」をタップする
- 「Siriショートカットに追加」をタップする
- 「短いフレーズを録音」をタップする
短いフレーズの録音が終わったら完了です。
設定が終わったら、iPhoneやApple Watchに向かってSiriを起動し、登録したフレーズを言ってみましょう。これでデバイスが反応してくれます。



この画像のイメージで言うと、「Hey Siri!テレビ再生」と録音していれば、そのフレーズでテレビが動くようになります。
Siriショートカットの活用例
Siriショートカットの活用例を紹介します。
- 買い物帰りに照明をつける
- 子供を抱っこしながらデバイス操作
- 声だけでテレビ操作
ここから1つずつ解説します。
買い物帰りに照明をつける
買い物袋で両手がふさがっているとき、玄関の照明スイッチを押すのはひと苦労ですよね。そんなとき、Siriに「ただいま」と声をかけるだけで、部屋の照明がパッとつくととても助かります。
この使い方は、事前に「照明をオンにする」ショートカットを作っておくだけでOKです。
外からの操作もできるので、防犯の面でも役立ちます。荷物が多い日や帰宅時間が遅い日には、特におすすめの使い方です。



暗い部屋に入るストレスもなくなりますし、便利です!
子供を抱っこしながらデバイス操作
子どもを抱いているとき、スマホを取り出すのも大変ですよね。そんなとき、Siriに話しかけるだけで家電が動くと、ほんの少し気持ちに余裕ができます。
たとえば「エアコンつけて」と声をかければ、SwitchBotがエアコンをつけてくれます。赤ちゃんをあやしながらでも、部屋の環境を整えられるのはとても便利です。
日常のちょっとした手間を減らすために、よく使う操作を音声に置き換えてみましょう。



両手が使えないシーンでの音声操作は、子育て中の家庭にとって強い味方です。我が家では特にテレビ・照明・エアコンは大活躍中です!
声だけでテレビ操作
「リモコンどこ行った?」と探す時間、もったいないと感じたことはありませんか?SiriとSwitchBotがあれば、声だけでテレビをつけることができます。
たとえば、「テレビつけて」と言えば、SwitchBotハブが赤外線でテレビに信号を送り、すぐに電源が入ります。これなら、リモコンが手元になくても困りません。
小さなお子さんがいる家庭や、お年寄りがいるおうちでも、わかりやすい音声操作は重宝します。まずはよく使う家電から試してみましょう。



我が家はよく子供たちがリモコンを行方不明にするので、音声操作でほぼ操作できるようにしています。
スマートスピーカー(Alexa)との違いは?
SiriとSwitchBotの連携はとても便利ですが、Alexa(アレクサ)との違いが気になる方も多いと思います。
AlexaはSwitchBotと公式に連携できる仕組みがあります。そのため、Siriよりも設定はスムーズです。また、音声操作における反応速度や認識精度などは、スマートスピーカーの方が良いです。
比較項目 | Siriで操作 | スマートスピーカーで操作 |
---|---|---|
操作方法 | iPhoneやApple WatchでSiriに声をかける/ショートカットを利用 | EchoやGoogle Nestなどのスピーカーに直接話しかける |
対応端末 | Apple製品限定(iPhone、iPad、Apple Watch、HomePodなど) | Amazon Echo、Google Nestなど幅広いスマートスピーカー |
連携のしやすさ | Appleショートカットアプリを使って自由にカスタマイズ可能 | AlexaスキルやGoogle Homeアプリで簡単にセットアップ |
利用シーン | 外出時やスマホを手にしているときに便利 | 家の中でハンズフリー操作(料理中・手がふさがっているときなど)に便利 |
強み | Apple製品との親和性が高い 外でも音声操作可能 | 常時待機でハンズフリー 家族もすぐに利用できる |
弱み | Apple製品がないと使えない 家族全員では共有しにくい | 外出先では使いにくい スマートスピーカーが別途必要 |
おすすめする人 | iPhoneやApple Watch中心で生活している人 | 家庭でのスマートホーム操作を家族でシェアしたい人 |
ただ、追加でスマートスピーカーを購入する必要があるので、どこまで求めるのかを検討することをおすすめします。



自分が普段どのデバイスを使っているかによって変わります。
Amazon Echoなどを普段使ってるならAlexaから操作する方がいいと思います。
もし、スマートスピーカーの導入を検討する場合は、SwitchBotとアレクサの連携が必要になります。
SwitchBotハブとアレクサの連携方法や活用方法については、こちらの記事でまとめていので、ぜひご覧ください。


SwitchBotとSiriの連携に関するよくあるQ&A
SwitchBotとSiriの連携に関するよくあるQ&Aについて、よくある内容を解説します。
- SiriだけでSwitchBotの初期設定はできますか?
- 家族もSiriでSwitchBotを操作できますか?
- Siriショートカットはいくつまで登録できますか?
- iPhoneを持っていないとSiriで操作できませんか?
- 音声を誤認識するときがありますか?
- SwitchBotとSiri連携がうまくできません。なぜですか?
ここから1つずつ解説します。
SiriだけでSwitchBotの初期設定はできますか?
できません。まずはSwitchBotアプリでデバイスを登録する必要があります。
その後に、Siriショートカットを使って音声操作ができるようになります。アプリでの設定が土台になるので、最初にしっかり準備しておきましょう。
家族もSiriでSwitchBotを操作できますか?
基本的にSiriは個人のApple IDにひもづいて動きます。
そのため、iPhone単体で使う場合は本人だけが操作できます。ただし、HomePodを使えば家族全員でSiriを共有して操作することも可能です。



家族で使いたい場合は、HomePodの導入を検討してみましょう。
Siriショートカットはいくつまで登録できますか?
明確な上限はありませんが、数が多くなると整理が必要になります。
コマンドが増えると覚えにくくなるため、よく使うものから順番に登録しておくのがおすすめです。
iPhoneを持っていないとSiriで操作できませんか?
Siriを使うにはiPhoneやiPad、Apple WatchなどのApple製品が必要です。
AndroidではSiriは使えないため、Appleデバイスを持っていることが前提になります。
音声を誤認識するときがありますか?
周囲がうるさい場所や、はっきり話せなかったときに、言葉を間違って認識してしまうことがあります。
こうしたトラブルを防ぐには、短くてわかりやすい音声コマンドを設定するのがポイントです。
できるだけ単純な言い回しにして、何度か試しながら調整してみましょう。



ちなみに我が家では、子供たちが拙い言葉で話かけて「すみません、よくわかりません」と冷たい反応をもらってます(笑)
SwitchBotとSiri連携がうまくできません。なぜですか?
Siri連携にはiOSのショートカット機能が必要です。
アプリとiOSが最新のバージョンであること、ショートカットが正しく作成されていることを確認してください。
- 「設定」アプリを開きます。
- 「一般」をタップします。
- 「ソフトウェアアップデート」をタップします。
- 「ダウンロードとインストール」をタップします。
- 設定アプリを開きます。
- 「システム」または「端末情報」をタップします。
- 「システムアップデート」または「ソフトウェアアップデート」をタップします。
- 「アップデートをチェック」をタップします。
- アップデートがある場合は、画面の指示に従ってダウンロードとインストールを行います。



ストアから確認し、最新バージョンにアプリをアップデートしましょう。
まとめ:SwitchBotとSiriを連携して、さらに快適しよう!
ここまで、SwitchBotとSiriを連携させることで、どのように家電を音声で操作できるかを詳しくご紹介してきました。
SwitchBotとSiriショートカットを組み合わせれば、照明のオンオフやカーテンの開閉、テレビの操作などが、声だけで簡単にできるようになります。
特に、手がふさがっているときや忙しい朝など、「今すぐ操作したい」という時にぴったりの機能です。
SwitchBotとSiriの連携は、日常のちょっとした不便を解消し、よりスムーズで快適な暮らしを実現してくれます。
ぜひこの記事の内容を参考に、スマートな音声操作生活を始めてみましょう。
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